GALLERY SPEAK FORは1999年2月、渋谷区猿楽町の商業施設「SPEAK FOR」(建主 : 株式会社アバハウスインターナショナル、竣工 : 1999年)の地下2階にオープンしたアートギャラリーが原型です。ホワイト基調で半ガラス張りの構造が代官山の歴史や空気感と融和し、ファサードの「石のカーテン」が昼夜それぞれの美しい表情を醸し出す建築のなかで、地下1階にあった「collex」とともにアーティストたちのギャザリングプレイスとして知名度を高め、エレン・コンスタンティン、蜷川実花などのフォトグラファーや、ポール・デイヴィス、サイモン・ヘンウッド、五木田智央などを含む国内外のアーティストたちが展示を行いました。

2008年9月から地下1階にフロア移転して新装オープン。この時点から株式会社アバハウスインターナショナルと合資会社サブライムの協業により、2週間1ユニットの多彩な会期が次々とリレー開催される新しい活動形態へと移行しました。個展を行ってきたのは、松尾たいこ、伊藤桂司、白根ゆたんぽ、ミック・イタヤ、今城純、菅野麻衣子、田名網敬一、布川愛子などのべ200組以上のアーティストたち。さらに、2014年8月には同ビルの2階へ移転しました。

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Photo : Martin Holtkamp

「アートを買う=新しいエンターテインメント」を徹底的に志向するのが、GALLERY SPEAK FORの最大の特徴です。アートといえば作家側の表現本位の形と捉えられがちですが、そこに「顧客本位」の発想も大きく取り入れました。作家たちには買い手の立場に立った合理的で信頼性のある価格形成やサイズ・仕様設定を要求し、お客様に対しては作家支援につながる作品購入の意義を粘り強くアピール。ギャラリーとしてはシンプルで明瞭な運営ポリシーのもと、コストを抑えつつ満足度の高い販売サービスを保持しています。3者それぞれの役割の捉え直しを深めることでアートマーケットが持続的に拡大していけるよう運営し、そのためのソリューション提供がブランドの基軸に一貫して据えられています。

GALLERY SPEAK FORは2016年11月、実店舗としての営業を終了しました。以後はオンラインショップ業態によるアート作品紹介と通信販売サービスを続けています。個展開催に代えて定期的にお薦めのアーティスト「ARTIST OF THE MONTH」を選定し、その厳選した作品や商品を詳細にご紹介するなど、買い手のためのより詳しい作家情報・作品背景の紹介と信頼できる価格提示に努め、アートを買うことがもっと楽しく豊かな人生体験へと結びつくようなサービスを行っていきます。また、社会の様々なオケージョン、ビジネスなどにアートが活かされるよう独自の企画制作及び提案活動も手がけていきます。(文中敬称略)

運営元 : 合資会社サブライム
ディレクター : 吉田広二
所在地 : 東京都目黒区青葉台1-6-53 青葉台マンションB3

onlineshop@galleryspeakfor.com
TEL:050-3555-6703
営業:11AM - 6PM
定休:土・日・祝日

「SPEAK FOR」を活用した各種商用展示会のお問い合わせは、以下で承っています。

運営元 : 株式会社アバハウスインターナショナル
担当 : 経営企画部
toma@abahouse.co.jp
TEL:03-3406-2600
営業:10AM - 7PM
定休:土・日・祝日

株式会社照井信三建築研究所のウェブサイトにおける代官山「SPEAK FOR」計画の詳説。
http://shinzoterui.c.ooco.jp/pages/speak%20for.html